山田好恵にとって、山村功は、同じ劇団になる前は
スーパースターだった。
ストップスの公演では、いつもヒーローだったし
歌も踊りも抜群に上手いし・・・
けれど、同じ劇団になって、四六時中一緒にいるようになると
山村功は、親父ギャグやダジャレをとばすことに、一生懸命に
なっているのだ・・・
それまでとはイメージが全く違ってしまった。
20歳も違う山村功を男性として見ることが云々・・・
といったことではなく、そのギャップに戸惑っていた。
山田好恵にしてみれば、カッコいい王子様がひょうきんおじさんに
変身してしまった感じなのだ。
醜い蛙が王子様になる話は聞いたことがあるが・・・
その反対はあまり聞いたことはない・・・
山田好恵はこれまで、男にモテたためしがなかった。
身体も大きいし、頼るより頼られるタイプだった。
それがだ・・・
山村功の自分に対する態度はまるでお姫様に仕える
下僕のようなのだ。
そんな扱いを受けたことのない山田好恵は、とにかく
戸惑っていた。
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第一話 美畑慧子
第二話 慧子と男たち
第三話 スタジオストップス
2008年09月08日
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